NASDAQ100・S&P500・オルカンの下落について、2024年4月19日時点の収益率や考えを書いていきます。
目次
1. 投資信託の収益率
円建て商品の下落は以下の通りです。
投信 | 3末~4/19 | 年初来 |
---|---|---|
eMAXIS NASDAQ100 | -2.61% | 12.38% |
eMAXIS Slim S&P500 | -2.47% | 14.72% |
eMAXIS Slim オルカン | -2.29% | 12.67% |
米国市場の4月18日分が反映されていて、円安の影響もあると思います。
2. 米国ETFの収益率
米国ETFの下落は以下の通りです。
連動指数 | ETF | 3末~4/19 | 年初来 |
---|---|---|---|
NASDAQ100 | QQQ | -6.61% | 1.25% |
S&P500 | SPY | -5.34% | 4.18% |
MSCI オルカン | ACWI | -5.08% | 2.72% |
※ Yahoo Finance の終値を参照しています。
※ 配当金は考慮していません。
3. 2023年の実績
2023年の年間収益率はプラスでしたが、やはり減収の月もありました。
ETF | 増収月 | 減収月 | 増確率 | 減確率 |
---|---|---|---|---|
QQQ | 8回 | 4回 | 66.67% | 33.33% |
SPY | 8回 | 4回 | 66.67% | 33.33% |
ACWI | 7回 | 5回 | 58.33% | 41.67% |
QQQとSPYは、3ヵ月で考えると2回増収、1回減収といった感じです。
4. 過去5年の実績
2019年~2023年の実績も、2023年の確率に近いと思います。
ETF | 増収月 | 減収月 | 増確率 | 減確率 |
---|---|---|---|---|
QQQ | 39回 | 21回 | 65.00% | 35.00% |
SPY | 39回 | 21回 | 65.00% | 35.00% |
ACWI | 38回 | 22回 | 63.33% | 36.67% |
年間収益率がマイナスの2022年も含んでいます。
5. 4月が減収の場合
今年は1月~3月がプラスで、4月がマイナスだと以下の数値になります。
ETF | 増収月 | 減収月 | 増確率 | 減確率 |
---|---|---|---|---|
QQQ | 3回 | 1回 | 75.00% | 25.00% |
SPY | 3回 | 1回 | 75.00% | 25.00% |
ACWI | 3回 | 1回 | 75.00% | 25.00% |
為替の影響が少ない米国ETFで計算しています。
6. 月利と年利
仮に毎月1%上昇していくと、複利が効いて年率は約12.68%になります。
(1 + 1%)^12 - 1 = 12.68%
S&P500で為替の影響がない場合、過去10年の年率換算だとこれより低くなると思います。
7. 実際の動き
S&P500は1%を超える月も多いので、マイナスの月も発生することになります。
2023年だと、3%~9%上昇する月もあり、逆に5%下落する月もありました。
8. まとめ
S&P500ですが、増収の年でもマイナスの月が発生してきました。
また、月の平均を考えると、あまり短期で考えすぎても仕方ないのかなという気持ちにもなります。
そして以下の観点から、基本は早く買うほうが良いのかと考えています。
- 上がるときは1%を超える月も多い
- 下がる月を当てるほうが難しい
9. 注意事項
今後の運用成果を保証するものではありません。