S&P500の配当金の取り扱い方が気になったので調査をしました。これから、その調査結果を記述していきます。
目次
- 概要
- プライスリターン
- トータルリターン
- ネット・トータル・リターン
- どれが強いのか?
1. 概要
S&P500には配当があり、配当金の取り扱いが異なる以下の指数が計算されています。
- プライスリターン(PR)
- トータルリターン(TR)
- ネット・トータル・リターン(NTR)
以下に詳細を記載していきます。
2. プライスリターン
価格リターンとも呼ばれ、普段よく見ている指数になります。
こちらは現金配当の調整がないものです。おそらく配当落ちというか、配当金の分は価格が下がるのかと思います。
3. トータルリターン
グロース・トータル・リターンとも呼ばれています。
こちらは配当金の税金を引かず再投資するものです。
4. ネット・トータル・リターン
可能な場合は、配当金の税金控除後に再投資するものです。
eMAXIS Slim S&P500 は「S&P500指数(配当込み)」に連動しているので、こちらに近くなると考えています。米国の場合、配当金に10%の課税があります。
SPYなどのETFも配当金があるので、税引後に再投資する場合はこちらに近くなるのかなと思います。
5. どれが強いのか?
税引なし再投資のトータルリターンが強いです。以下は、2024年4月11日時点の1年リターンです。
- プライスリターン:25.59%
- トータルリターン:27.56%
- ネット・トータル・リターン:26.97%