2023年1月~12月末までの、インデックスファンドのパフォーマンスを比較しました。
目次
- データ
- 比較結果
- 為替
- ニュース
- 感想など
1. データ
パフォーマンスの比較には、以下の投資信託のデータを利用させて頂きました。日経平均の投資信託も加えています。
略称 | ファンド |
---|---|
NAS100 | eMAXIS NASDAQ100インデックス |
S&P500 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
オルカン | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
日経平均 | eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) |
同じ指数に連動している商品であれば、だいたい同じパフォーマンスになると思います。
2. 比較結果
12月の収益率は全てプラスでした。前回に比べるとゆるやかな上昇になりました。
12月 | 年初来 | |
---|---|---|
NAS100 | 1.95% | 65.40% |
S&P500 | 1.48% | 34.63% |
オルカン | 1.51% | 30.42% |
日経平均 | 0.08% | 30.77% |
※ 12月は「2023/11/30~12/29」の収益率です。
※ 年初来は「2022/12/30~2023/12/29」の収益率です。
3. 為替
12月は円高の傾向が続きました。
11/30 | 12/29 | 増減 | |
---|---|---|---|
1ドル | 約148円 | 約141円 | -4.73% |
2022年12月30日は1ドル約131円だったので、円安ドル高傾向の年だったと言えます。11月には、1ドル約151円の日もありました。
国内の円建て投資信託のパフォーマンスが良かったのは、為替の影響も大きかったと思います。
4. ニュース
12月は以下のニュースに注目しました。
- FOMC、3会合連続で金利据え置き-24年に複数回利下げを予想
- 【米国市況】ナスダック100指数、過去最高値-ドル上昇し142円台前半
- シンプル・イズ・ベストが23年の教訓-米株市場でS&P500種が圧勝
以下は、一番最後のニュースからの引用です。
エネルギーや公益事業といった特定のセクターに連動するセクターETFからは120億ドルが流出し、過去最悪の年となった。
私も「ピクテ・グローバル・インカム」を保有していますが、2023年は特に厳しい感じがしました。
ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)によると、テーマ型ファンド、ESG商品、ファクター、アクティブ運用商品など「準アクティブ」ETFのうち、今年指数連動をアウトパフォームしたのはわずか31%だった。
5. 感想など
ナスダック100は過去最高値を超えて、S&P500は2024年に超えるのではないかと言われています。
2022年のマイナスの後、シリコンバレーバンクやクレディ・スイスの件でどうなるのか心配でした。しかし、結果としてはどの指数も高いパフォーマンスだったと言えます。
NASDAQ100やS&P500の年間収益率を見ていると、マイナスの年が続くのは珍しいのかなと感じています。