2024年のS&P500各社予想と、大統領選挙関連のデータについて書いていきます。
※ この記事は、今後のパフォーマンスを保証するものではありません。
目次
- S&P500の各社予想
- NASDAQ100について
- 大統領選挙とS&P500のパフォーマンス
- 2000年以降のパフォーマンス
- 感想
1. S&P500の各社予想
以下はBloombergの記事で、各社の予想が書かれています。
以下の会社は、S&P500が過去最高値を更新すると予想しているようです。
- バンク・オブ・アメリカ(BofA)
- ドイツ銀行
- RBCキャピタル・マーケット
2024年末の数字は書かれていませんでしたが、株価見通しを楽観しているとのことです。
2. NASDAQ100について
S&P500が上昇する場合、NASDAQ100も上がる可能性が高いです。
2000年~2022年の年間収益率を見ると、S&P500がプラスの年はNASDAQ100もプラス、S&P500がマイナスの年はマイナスとなっています。
※ ドル建てのインデックス連動ETFの場合になります。年間収益率は、こちら にまとめています。
3. 大統領選挙とS&P500のパフォーマンス
2024年は米国大統領選挙の年です。そこで、アノマリーになりますが、選挙年のパフォーマンスについて調べてみました。
以下の資料(2020年)によると、「選挙年のS&P500のパフォーマンスは通常、その他の年のパフォーマンスと類似している」とのことです。
4. 2000年以降のパフォーマンス
2000年以降の場合、大統領選挙年の年間収益率は以下の通りです。
年 | 当選者 | SPY | QQQ |
---|---|---|---|
2020 | バイデン氏 | 18.37% | 48.62% |
2016 | トランプ氏 | 12.00% | 7.10% |
2012 | オバマ氏 | 15.99% | 18.12% |
2008 | オバマ氏 | -36.81% | -41.73% |
2004 | ブッシュ氏 | 10.70% | 10.53% |
2000 | ブッシュ氏 | -9.73% | -36.12% |
※ SPYがS&P500連動ETF、QQQがNASDAQ100連動ETFです。
6年中4回(66.67%)がプラス、2回(33.33%)がマイナスとなっています。
2000年~2022年の23年だと、年間収益率がプラスの年は17回(73.91%)、マイナスの年は6回(26.09%)となっています。
5. 感想
2000年はITバブル崩壊の影響、2008年はリーマンショックでマイナスになったのかと考えています。大統領選挙の年だから安心というわけではなく、いつ何が起こるかは分からないところです。
運用会社さんは今後の業績予想や企業利益なども考慮して、S&P500が上昇すると判断しているのかと思います。ただ、2023年はマイナスを予想されている方も多かったので、予想は必ず当たるわけではないと思っています。
米国の政策金利やインフレも気になるところです。