インデックス投資ブログ

NASDAQ100とS&P500の投資信託を購入して、原則売らない長期投資をしています。

流動性・流動性リスクの意味(投資関連の用語解説)

投資用語の「流動性」と「流動性リスク」についての解説や、調べたことを記載していきます。

目次

  1. 流動性とは?
  2. 流動性リスクとは?
  3. 市場規模と取引量
  4. リーマンショック時の下落率
  5. 気を付けたいこと

1. 流動性とは?

流動性とは「換金のしやすさ」です。

株式などの金融商品について、現金化しやすい場合は「流動性が高い」、現金化しにくい場合は「流動性が低い」と言います。

2. 流動性リスクとは?

流動性リスクとは、金融商品の取引量が少ない時に、以下の事象が発生するリスクのことです。

  1. 換金できない
  2. 一部しか換金できない
  3. 大幅な値引きをしないと換金できない

例えば、暴落時などは、金融商品を売却して現金にしようとする人が多くなると思います。

そうなると買い手が極端に減ってしまい、売り手にとって上の状況が発生してしまいます。

3. 市場規模と取引量

市場規模が小さく、取引量が少ないと、買い手も少ないことになります。そのため、流動性リスクも大きくなります。

以下は一例ですが、市場の取引量の多さになります。

米国株 > 日本株 > US-REIT > J-REIT

詳細なデータは、記事末尾のピクテ社の資料で確認して頂ければと思います。

4. リーマンショック時の下落率

参考までに、リーマンショック時の下落率(円ベース)を掲載しておきます。

  • 米国株式:-48%
  • 日本株式:-39%
  • 米国リート:-64%
  • 日本リート:-57%

取引量の少ないほうが、必ずしも下落率が高いという訳ではないです。

詳細なデータや期間は、記事末尾の三井住友DSアセットマネジメントの資料で確認して頂ければと思います。

5. 気を付けたいこと

金融商品を購入する際は、流動性リスクについて注意していきたいと思いました。

また、小さな市場に大量の資金が流れ込むとバブルになり、皆が売りに転じると下落が大きくなると思います。

実体経済からかけ離れてた過熱にも、注意が必要だと感じています。

参考文献